公務員を続けてちょうど20年目になる。
もう何年も前から考えているのだが、20歳で公務員とて就職して以降、
安定した収入と雇用によって生活面では不自由はない。
だけど最近ますます
「自分は公務員に向いていないのではないか」
と考えるようになっている。
これは今に始まったことではなく、割と就職した当初から感じていたし、
転職しようとか、起業してみたいとか考えたことは今までも何度もあった。
それが公務員という身分の最大の魅力である「安定」という言葉によって、
言い方は悪いがズルズルと20年も公務員を続けている。というか抜け出せなくなっている。
20年も続けていると、民間企業での働き方に馴染めるのだろうかとか、
そもそも公務員としてやってきたことは、民間企業における営業、会計、マーケティング、商品開発などにおいて役にたつ知識や技能はないだろうし、民間企業が求める人材像にはマッチするわけもなく、元公務員のニーズなんてないだろうだろうと思っている。
じゃあ起業するのか。何を生業として??という話である。
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「40代になってまで自分はなぜこんなに悩まなきゃいけないのか」と悩んでいる。
仕事面は置いておいて、生活面で言えば妻と2人の息子に囲まれて幸せだし、不満もない。
自分さえ黙って公務員続けていけば、家族も幸せなのではないだろうかと。。。
だけど、、、、
こんな気持ちのまま公務員続けていくのはしんどいし、
そんなこと考えている人間が、「国民全体の奉仕者」を名乗ってはいけない。
40代・・・「人生の折り返し地点が近づいている」と考えるようになったこと、そして「死」を意識するようになったことで、20代の時よりもさらに「残りの人生」について深く考えるようになっているのかもしれない。
たった一度の人生、後悔したくない。
人生を大きく変えるには「ぶっ飛んだ行動」が必要だと思った。
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「自転車で日本一周」
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世帯持ちでありながら公務員という身分を捨て、
自転車で日本一周するなど、誰がどう考えてもバカげた話である。。。
それでも今から人生かえるにはそれぐらいのバカさが必要ではないだろうか?
毎日何が起こるか分からない自転車旅は、全て自分一人で解決して前に進まなければならない過酷なチャレンジだと思う。
でもその先に何があるかはやってみなければ分からないと思う一方、
それを達成した先に「何もなかった」ということは考え難い。
旅を通して自分と向き合い、人と向き合い、
今まで気が付かなかった「自分」を発見できるかもしれないし、
今までは家庭と職場の人間関係しか持っていなかったところに、
それ以外の人との出会いが生まれることで、新しい価値観や人との関わることの意味を学ぶこともできるだろう。
なぜ自転車でって??
自転車が好きだからである。
このアラフォー親父の声が、同じように悩めるアラフォーの元に届きますように。
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